雑誌掲載著作4
生命の正体は何か
(川田薫著 河出書房新社 1997年)
まえがき抜粋
地球に最初の生命体が発生したのは35億年前とも38億年前ともいわれている。この、ものいわぬ最初の生命体は、アミノ酸などの有機物が複雑に結合したもので、その有機物は、無機物の化学変化によってできたと考えられている。私たちのルーツを両親、祖父母…とたどって、30数億年さかのぼると、生命のない無機物にたどりつくというのは、何とも不思議なことではないだろうか。生命と非生命の違いは何か。生命の正体は何か…。
本 書は、この神秘に満ちた生命の謎を解き明かすことを目的として書いた本である。しかし、それを明らかにすることは、たんなる科学的興味にとどまらず、“生きるということの意味”を示唆してくれると信じている。